一生もののスーツを作ろう

安いスーツはサイズ展開に注意

オーダースーツを安い価格で購入したいのであれば、フルオーダーよりもパターンやイージーがおすすめの方法です。
フルオーダーは20万円以上になるのが一般的で納期は1か月から2か月ほど、オリジナルの型紙を使いハンドメイドで制作が行われます。補正範囲の制限がないので自分に合ったオーダースーツが作れますが、費用と時間が必要になるのが特徴です。
パターンオーダーは2万円から5万円、イージーオーダーは2万円から10万円でスーツを作ることができます。納期はパターンが2週間から3週間ほどで、イージーは3週間から4週間ほどとされています。
パターンはサンプルのスーツから、イージーは既製の型紙をもとにマシンメイドで作られるのが特徴で、サイズの補正も可能です。
これらの方法には既製のものと比べて自分に合うサイズのものが作れるだけでなく、縫製を機械化するため価格が安いという特徴があります。なるべく費用を抑えてオーダースーツを作りたいのであれば、パターンオーダーやイージーオーダーがおすすめです。

安い生地で作成するオーダースーツの特徴とは

安い生地でオーダースーツを作れば、既製品とそれほど変わらない価格で購入できることもあります。
ただし、品質は価格に比例することがほとんどですので、求めているような着心地の良いオーダースーツでない可能性もあります。
ウールの割合によっても価格は変わり、割合が大きい方が高くなり、もっとも高額になるのがウール100%です。ポリエステルが50%の割合で混ざっていると、強度が増して耐久性が向上するというメリットがありますので、あえて混紡されたものを選ぶ人も多いようです。
一般的にはカシミアも高額になりますので、安いオーダースーツには使われません。上品な光沢があり、着心地も良いのですが、デリケートなので取り扱いには注意が必要です。
安さを追求する時に重宝するのがポリエステル素材であり、こちらは化学繊維の中でもっとも一般的です。
頑丈で弾力性があり、しわになりにくいというメリットを持つ反面、吸湿性が低いので熱がこもります。